第20回ニューヨーク・アジアン映画祭 正式招待決定!
この度、第 20 回ニューヨーク・アジアン映画祭で『破戒』が正式出品され、上映されることが決定しました!
北米で開催されるアジア映画を専門とする映画祭では最大級のもので、今年で 20 回目を迎える映画業界からも注目される映画祭です。映画祭の会期は 7 月 15 日から 7 月 31 日までで、リンカーン・センター内の映画館、ウォルター・リード・シアターで開催されます。
海外の映画祭から正式招待されたことに、主演・間宮祥太朗と、前田和男監督から喜びのコメントが到着しました。
間宮祥太朗のコメント
映画「破戒」がニューヨークアジアンフィルムフェスティバルに御招待頂いた事、とても嬉しく思います。この映画は日本においての差別をテーマに描いた小説が原作となっています。100 年以上前に書かれた原作なのですが、様々な差別やハラスメントが浮き彫りになってきている今だからこそ、この映画が昔の話として括られるのではなく、今も続いている普遍的な物語としての力を発揮できるのではないかと思います。これは希望の物語です。主人公、丑松の祈りが日本だけでなく世界に広がっていく事を願っています。
前田和男監督のコメント
前略 島崎藤村先生
先生、ニューヨークです。
百年以上も未来のニューヨークで、映画「破戒」が上映されます。
先生はピンとこないかもしれませんが、これはとても光栄なことなのです。
夏目先生が、「後世に伝えるべき名篇だ」と絶賛した名作は映像に形を変えはしましたが、この先進的な国際映画祭に招かれ世界中の人々に向けて発信されます。丑松の目の輝き、志保の凜とした佇まい、銀之助の熱い正義感、そして先生がこの作品にこめた強い思いが、この地から世界中に、そしてさらに未来へと伝わり広がっていくことでしょう。微力ながらそのお手伝いができたこと、誇りに思います。
監督 前田和男