イントロ画像

イントロダクション

◆島崎藤村、不朽の名作「破戒」を60年ぶりに映画化
主演・丑松役は間宮祥太郎、相手役に石井杏奈。

 1948年・木下恵介監督、1962年・市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきました、島崎藤村・不朽の名作「破戒」。
2022年の今年、60年ぶりに『破戒』が映画化され、7月8日(金)に丸の内TOEIほかにて全国公開されます。主演を務めるのは、近年、映画『東京リベンジャーズ』やTVドラマ「ファイトソング」「ナンバMG5」に出演するなど、多彩な活躍が目覚ましい若手俳優・間宮祥太朗。自らの出自に苦悩しつつも、最後にはある告白をする主人公・丑松という難役に挑戦し、気迫のこもった演技で観る者を惹きつけます。
 相手役・志保を演じるのは若手女優の中でも演技への評価が特に高い石井杏奈。丑松に恋心を寄せつつも、なかなか思いを告げられない控えめな女性を演じます。
悩める丑松を支える親友・銀之助役に、ここ最近出演作のオファーが引きも切らない若手俳優・矢本悠馬。ほか眞島秀和、高橋和也、竹中直人、本田博太郎、田中要次、石橋蓮司、大東駿介、小林綾子など名優たちが顔をそろえ、クオリティの高いドラマを作り上げています。
 脚本は『クライマーズ・ハイ』『孤高のメス』『ふしぎな岬の物語』で日本アカデミー賞優秀脚本賞ほか数々の受賞歴を誇る巨匠・加藤正人と『バトル・ロワイアルII鎮魂歌』で第58回毎日映画コンクール脚本賞を受賞した木田紀生が担当し、100年以上も前の原作を現代に蘇らせるべく描き切り、一流のエンターテイメントとして昇華させました。
 制作は東映京都撮影所が担当し、明治後期の時代を違和感なく高い次元で映像化しております。
 監督は、椎名桔平主演の映画『発熱天使』(高崎映画祭招待作品)やキネマ旬報「文化映画部門」ベストテン7位の『みみをすます』(教育映画祭最優秀賞・文部科学大臣賞)を監督した前田和男。
かつての名作を2022年、現代最高レベルのキャスト、スタッフで映画化いたしました。

画像1

画像2

画像3

画像4

ストーリー

瀬川丑松(間宮祥太朗)は、自分が被差別部落出身ということを隠して、地元を離れ、ある小学校の教員として奉職する。彼は、その出自を隠し通すよう、亡くなった父からの強い戒めを受けていた。
彼は生徒に慕われる良い教師だったが、出自を隠していることに悩み、また、差別の現状を体験することで心を乱しつつも、下宿先の士族出身の女性・志保(石井杏奈)との恋に心を焦がしていた。
友人の同僚教師・銀之助(矢本悠馬)の支えはあったが、学校では丑松の出自についての疑念も抱かれ始め、丑松の立場は危ういものになっていく。苦しみのなか丑松は、被差別部落出身の思想家・猪子蓮太郎(眞島秀和)に傾倒していく。
猪子宛に手紙を書いたところ、思いがけず猪子と対面する機会を得るが、丑松は猪子にすら、自分の出自を告白することができなかった。そんな中、猪子の演説会が開かれる。
丑松は、「人間はみな等しく尊厳をもつものだ」という猪子の言葉に強い感動を覚えるが、猪子は演説後、政敵の放った暴漢に襲われる。
この事件がきっかけとなり、丑松はある決意を胸に、教え子たちが待つ最後の教壇へ立とうとする。

フッター画像 フッター画像