初日舞台挨拶 オフィシャルレポート

第20回ニューヨークアジアン映画祭への正式出品も決定した映画『破戒』が7月8日、ついに劇場公開!同日には都内劇場で初日舞台挨拶が行われ、主演の間宮祥太朗、共演の石井杏奈、矢本悠馬、そして前田和男監督が登壇した。

昨年夏に撮影された『破戒』が無事公開を迎えたことに丑松役の間宮は「僕にとって丑松はとても大事な役。シンプルにいい映画だと思えることの喜びを僕に教えてくれた作品でもあります」と思い入れたっぷり。そんな間宮の姿に石井は「撮影時は着物を着た間宮さんだったので私も丑松さんとして見ていました。でも完成披露や取材の場で間宮さんとして話されている姿を見て、間宮さんは色々な思いを背負ってこの場に立っていらっしゃることを知ることができました。私も『破戒』への愛が深まりました」と感動していた。

間宮とは公私ともに親交の深い矢本は、間宮から「スーツがパツパツですけど?」と筋肉イジリをされながら「現場に友達がいるというやりづらい中でいい芝居ができたので自己評価は高いです」と満足気。とあるシーンでの間宮の熱演に芝居をしながら涙してしまったといい「芝居の空気と現場の空気感が凄く良くて思わず泣いちゃった!」と感涙報告。これに間宮は「あれは嬉しかったね!」と友人・矢本に感情が伝わったことを喜んでいた。石井も当該シーンについて「お二人の肉眼では見えないけれど心では見えている絆にグッときました。胸に響きました」と絶賛していた。

前田監督は「間宮さんと矢本さんの関係性は、まさに丑松と銀之助とダブる。そして石井さんは劇中の志保と同じように間宮さんと微妙な距離感を保ちながら、控室でもその距離感のままでいい雰囲気を醸し出してくれました」と感謝していた。

明治時代を舞台にしていることもあり、美しくも味のあるセリフの言葉使いも聴きどころ。矢本は「この時代の言い回しに自分が慣れることができるのだろうか?という怖さがあったけれど、いざ現場に入ってやってみると普段使わない感じの言葉を逆に楽しめた。台本のセリフをそのままやった方が役柄的にも時代的にも作品にもフィットすると思った」と実感。間宮も「文学作品の実写化でもあるので、僕ら俳優がセリフを吐くことでそれを壊して消してしまったら元も子もないので、セリフの響き方には気を付けました」とこだわりを明かしていた。

一方の石井は、時代劇ならではの所作について「大変でした。お寺の娘として働いている役柄なのでずっと正座。立ち上がるにもつま先立ちで立たなければならず、次の日に筋肉痛になりました」と照れ笑いだった。

昨日が七夕ということで、それぞれが願い事を発表。前田監督は「島崎藤村先生にこの映画を観ていただきたい」とロマンチック。一児のパパである矢本は「幼稚園の娘が短冊に『キン肉マンに会いたい』と書いていたので、父親としては筋肉トレーニングを極めて僕自身がキン肉マンになってやろうと思います!」と娘想いのパパの表情。石井は「家族と沖縄に行って泳いだりキャンプをしたりしたい」と切実。主演の間宮は「超具体的なことを言うならば、『破戒』の上映館が増えること!」と願って拍手喝采となった。

最後に主演の間宮は「丑松が生徒たちに対して告白したシーンの心境と、この映画を観てくださる方々に僕が思う心境とリンクしているところがあります。この映画を観たときに自分の過去、現在、そして自分の周りにいる人の未来に対して皆さんが何を思うのか?それは観客の数だけあると思うので、多面的に物事を捉える目を養うきっかけの映画になれば嬉しいです」とアピールしていた。

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